北海道の一件

2011.12.31

他県の話を引き合いに出したが、私の地元北海道でも同様の事態は起こっていた。十勝管内を管轄する帯広保健所の指導がまったく右と同様の有様で、新鮮な源泉をかけ流しにしている温泉関係者から反発が広がっているという。これは、二〇〇三年九月四日の『北海道新聞』帯広版に掲載されている。記事中保健所の環境衛生係長は、こう説明している。「たとえかけ流しでも、源泉からの配管が汚れていれば、そこで菌は増殖する。配管のな
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ベトナム最後の王朝の栄光と苦悩

2011.12.31

グェン・フォック・アイン(玩福映)が、分裂していたベトナムを統一し、フエを都としたのは、一八〇二年。新王都は約五平方キロメートルの城郭都市で、北京の紫禁城をモデルとした。フェーン川をはさんで新市街の対岸にある旧市街に、一八三三年ごろに完成した縦六〇四メートル、横六二二メートルの王宮が残る。正門である午門、儀式や政務を行なう太和殿などが、中国建築を基礎としながらもベトナムの伝統建築やバロック式建築を
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鉄道乗り継ぎ大国、日本

2011.12.31

なぜ、乗り継ぎがかくも多いのか。全国版時刻表を見ると、各新幹線の頁の次に、『TJR時刻表』では「新幹線のりつぎ」、『JTB時刻表』では「連絡早見表」なるタイトルの付いた新幹線と在来線列車の乗り継ぎ一覧が、前者では一四頁、後者でも六頁をさいて掲載されている。いかような乗り継ぎの段取りが組まれているのかの一例として、『JR時刻表』二〇一〇年11月号より、東京から各方面朝一番手の接続列車体系を書き出して
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信じられない安さの日本列島縦断の旅が本当に実現する

2011.12.25

東京から南九州まで単なる移動の連続ではなくて、途中で観光もどうぞ、というまさに(移動の間に停泊する寄港地で観光が楽しめる)クルーズ的発想である。薩摩・ストーリーもキャビンのランクアップが可能(空室のある場合)。ベッドルームの二等寝台で一七〇〇円、定員一〜四名の一等室で八八〇〇円、そして定員二名の特等室で一万三九〇〇円をそれぞれプラスすればいい。高速バスとフェリーを組み合わせることで、「えっ?こんな
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特急券・寝台券など

2011.12.25

特急に乗るには特急券、寝台を利用する時には寝台券が必要だ。このうち特急券はエリアによってA特急料金と少し割安のB特急料金に分かれている。Bは首都圏や近畿圏、九州に適用されるが、自由席は料金表に示された額よりも五一〇円引き(JR九州は五〇〇円引き)となっている。また通常期の他に閑散期(通常期より二〇〇円引き)・繁忙期(通常期より二〇〇円増し)の別もあり、他にもいろいろと例外事項もあるので、詳しくは時
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夜行と鈍行を乗り継いで北陸へ

2011.12.25

福井市に曾祖母が健在だった頃、夏休みになると祖父母の帰省に同行したものである。最初は祖父母について新横浜から新幹線「こだま」で米原まで行き、北陸本線の急行「立山」や「くずりゅう」などに乗り換える通常ルートに従ったのだが、たしか高校生になった頃、新潟県の長岡経由で行ってみたくなった。しかも鈍行で。同行者は弟と従弟妹である。さっそく時刻表で調べてみると、夜行の急行「佐渡」が夜遅く上野駅を出て早朝の長岡
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関西私鉄の魅力

2011.12.24

中学生の頃に地形図を集め始めた私は、首都圏の二万五千分の一地形図をあらかた揃えた後、関西方面の五万分の一に取りかかった。当時はまだ阪神国道線(文字通り阪神国道の上を延々と走る路面電車)がめった頃で、岡山まで新幹線が開通した昭和四七年(一九七二)からの三年間は、東海道本線をはじめ阪神の本線と国道線、阪急神戸線、それに山陽新幹線という五つもの路線が阪神間を結んでいた。国道線はなくなったが、今でも芦屋あ
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全国で唯一のループとスイッチバックの同居

2011.12.24

海岸沿いルート案を押し切って敷いた「山越え線」だけあってルートは険しい。蒸気機関車を走らせる幹線鉄道では原則として二五パーミルまでが限度とされていたが、人吉から矢岳をトンネルで抜けて吉松に至る区間には三〇パーミルがやむを得ず混在している。それでも間に合わずに線路をぐるりと一回転させて高度を稼ぐ「ループ線」が採川されたが、これを日本で最初に導入したのがこの肥薩線(当時は鹿児島本線)である。しかも人吉
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旧官営富岡製糸場を世界遺産に推す動き

2011.12.24

私は、二〇〇五年六月に、群馬県の前橋市に転勤となった。そこで驚いたのが、富岡製糸場をはじめとする群馬県内のシルク関連の遺産群を世界遺産にしようとする、実に力の入った運動が地元で起きていることであった。旧官営富岡製糸場は、日本史の教科書に必ずといってよいほど錦絵で登場する、明治初期の「富国強兵・殖産興業」のシンボルとして広く知られている。しかし、一九八七年の操業停止以降も、工場を経営していた片倉工業
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日本の空も非常に便利になる

2011.12.18

路線としては、広島−福島、福島−福岡、名古屋−高知や、日航から移管される福島−札幌、名古屋−山形などを予定しているが、CRJ機で採算のとれそうな地方路線は全国に一〇〇程度あると見込んでいるので、新たな路線が期待できそうだ。しかも幸いなことに、本拠地の広島西飛行場(旧広島空港)にジェット機の乗り入れ許可が下りた。旧広島空港は一部に騒音公害を抱えていることもあって、新空港が開港するにあたって空港を管理
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チナンパ美人

2011.12.18

今なおチナンパ農法がおこなわれているソチミルコ区。私たちは情報収集のために区役所を訪ねた。そこで農業・環境担当課長に会うため部屋の前で待っていると、役所が主催する春祭りのポスターが目にとまった。通訳の方に訳していただくと、祭りの催し物の中にチナンパの技能を競う大会があるという。課長にそのことを質すと、チナンパ農法は実は誰にでもできる簡便農法ではないのだという。つまり技術や経験が要る。島を埋め立てる
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乗車券の販売データをもとに清算

2011.12.18

連絡運輸に関するお金の清算方法の取り決めについて。この件は各事業者とも企業秘密として実体をあまり公にはしない分野であり、ベールにつつまれている部分も多いことは確かであるけれど、いささかの推量を交えながら概略を簡単に記す。例えばA社とB社の間で連絡運輸の協定を結び、お互いに連絡乗車券類の発売を行えば、A社が発売した連絡乗車券類のB社の取り分は、一旦A社に収納され、逆も然りで、B社が発売した連絡乗車券
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居心地のよろしくない空間を余儀なくさせられる

2011.12.17

「こだま」から「ひかり」、そして「のぞみ」へと、速さだけを追求して、如何にして目的地へ早く到達するか、に価値を見出そうとするなら、確かに時間を短縮出来る特急料金は納得せざるを得ないが、それは、あまり居心地のよろしくない空間を余儀なくさせられるからで、逆にこの船室のように快適な空間なら九時間というのは全く苦痛にはならず、寧ろ長時間居られるのが嬉しいくらい。と、このように、僕は旅についてはいつも、よい
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そこには全く知らなかった東京がある

2011.12.17

スタイリッシュなエントランスを抜け、レセプションフロアがある28階へとエレベーターによって導かれていく。エレベーターが静かに開いた先に広がるのは、高い天井と、光り輝く東京湾に浜離宮の緑を窓越しに望むドラマチックな空間。見慣れている、しかし、まったく知らなかった開放感あふれる東京の表情に心が躍る。そして、世界最大級のホテルブランドならでは。コンラッドの価値を知るエグゼクティブ、レジャー客と、インター
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自動改札ではなく切符を店員に見せるべし

2011.12.17

何度か繰り返した後、諦めて店員が値札を探すのだが、どうやら付いていない。ここで店員は、値札探し専門の他の店員を呼び、売り場へ走らせ値段を確認させる。この間、このレジは使用不能となり、後に並んでいた客は、不満気に他の列に並び直す。ここで、この商品を買った客には何ら責任が無いにも拘わらず、周りから白い眼で見られてしまうのだ。話を改札口に戻す。その間にもチャイムは鳴り続け、赤いランプも点灯し、駅員が「何
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いつも新しい風を呼び込む宿

2011.12.17

如何にすれば、心地よく過ごせる宿になるか、を絶えず考え、工夫を凝らし、常に改良を加える宿。流れる水は腐ることがないと同様、いつも新しい風を呼び込む宿。「石葉」の魅力を年々高めているのは、そんな前向きな姿勢なのだろう。温泉宿にチェックインしたら、何を措いても先ずはひと風呂。浴衣に着替え、大風呂へ向かう時、心が逸るのか、人は皆急ぎ足になる。まだ日が高い内に湯浴みをするのは、旅宿ならではの贅沢なひととき
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観光地ではない海外旅行

2011.12.11

友人に海外旅行が大好きな人がいます。趣味というか、その友人にとっては人生の一部のようになっています。ですから、通常の名所旧跡は、最初のころに済ませてしまって、最近は、観光地ではないところにフラッと出かけています。慣れているので、休暇にあわせてチケットをパッととったら簡単に出かけています。このフットワークをちょっとうらやましく感じるくらいです。しかし、もちろん失敗や危険なこともあったようですが、回数
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赤ちゃん連れ家族旅行はどこへ行く?

2011.12.11

妻が温泉旅行に行きたいと何度も言うので子供連れ家族旅行を計画しています。はじめてでしかも子供がまだ1歳ちょっとの赤ちゃんなので夜鳴きしたりお漏らししたりとかしたら大変だなと思いつつ、赤ちゃん連れでも安心して宿泊できるお宿があればうれしいなと思ってちょっと探してみました。いやーびっくりしました。結構あるものなんですね。でもって赤ちゃんは宿泊費無料とか離乳食準備ありとかおやつ付きやオムツやおしりふきま
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温泉に会社の仲間と行った国内旅行

2011.12.11

新入社員だった入社1年目のころ、職場の先輩、同僚たちと国内旅行をした。何台かの車とバイクに分乗して近場の温泉宿に1泊したのだ。職場は男性がほとんどだったので、その旅行も女性は私を含めて二人だけだったがみな優しくしてくれるので心配はなかった。私はドライブが大好きなので先輩の車に乗せてもらえるのがうれしかった。道中いろいろな話ができて楽しかった。もう一人の女性はバイクの後ろに乗せてもらってスリリングだ
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コーチクラスで大陸横断

2011.12.11

列車名が物語っているように、太平洋岸のシドニーからインド洋に面したパースまでの、全長4343キロの壮大な大陸横断の旅の始まりである。けれども私は感動的なこの瞬間を、半ばがっかりした気持ちで迎えていた。エコノミークラスとはいえ個室寝台車で優雅に旅ができるとばかり思っていたのが、完全に当てがはずれコーチクラスなのである。コーチ……すなわち、座席車のことである。私も10〜20代の学生時代には、よく旧国鉄
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一流ホテルのレストラン

2011.12.10

インドネシア、フィリピン、マレーシア、あたりまではまだ中国人の影響もあって、いくらか舌が馴染む。ところが、中近東、さらにアフリカまで行くと、羊がメイン・ディブリユになる。フランスの植民地だったところは、まだフランス料理の影響があって、なるほどと思わせるものがあるが、シシカバブとか、クスクスとか、羊の肉を煮込んだものは、物珍しさも手伝って、何とか一回くらいは食べられるが、昼食べて夜また同じ物が出てき
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漁港で獲れたてのあんこうを食べに行く

2011.12.10

茨城あんこう鍋紀行。近年の都道府県で、茨城県ほど鉄道地図が激変したところはないだろう。二〇〇五年三月に日立電鉄(常北太田−鮎川)が廃止されたのに続いて、二〇〇七年の三月には鹿島鉄道(石岡−鉾田)も廃止された。その一方で、二〇〇五年八月にはつくばエクスプレス(秋葉原−つくば)が開業し、東京とつくばが鉄道で一本に結ばれた。実はもう一つ、廃止されそうになった線がある。JR常磐線の勝田と阿字ケ浦を結ぶ茨城
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走ること自体が重要だった

2011.12.10

京都に行ったというのは、別に目的があったわけではなかったのです。修学旅行で行ったことがあったから、というだけだったかもしれません。ただ行って帰ってきただけで、ほとんど何も見てないのです。深夜に走りはじめて、寒さに震えながら金太郎の足柄峠を越えたこと、夕刻の渋滞のなか、五条の橋の上に出た瞬間の景色などといった断片的な記憶しかないのです。行ったこと自体に満足していました。走る、という行為自体が重要なん
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JRではなく私鉄

2011.12.04

JRではなく私鉄としたのは、やはり地域に根ざしているという点で私鉄のほうがふさわしいと思ったからだ。もちろんJRにも、たとえば「中央線文化」や「山手線の内側」といわれるような特別な意味合いをもった沿線は存在する。しかし、そこからJR東日本ならJR東日本特有の企業文化といったものが見えてくるかといったら、なかなかむずかしいように思われる。企業文化と地域文化を結びつけてとらえるには、JR東日本という企
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温情ある計らいの結果

2011.12.04

駅の列車扱い批当者の操作によって、この信号機が「誘導信号」を出せば、後着の列車なり車両なりは赤信号を越え、先着列車が入線している線路に低速(時速一五キロまでが一般的)で進入できるのである。もう、おわかりのように、松山駅の1番線では、本来の使われ方ではないけれども、誘導信号機を用い、後から到着した列車を入線させている。松山ゆきの「宇和海」に乗れば、松山駅到着直前に、「間もなく終点の松山です。列車は松
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SLが牽引する客車について紹介しよう

2011.12.04

各地の現存するSL列車に使われている客車について見てみると、意外に新しい車両が走っていることに気づく。理由ははっきりしていて、古い客車が残っていない、ドアが手動で簡単に開けられるので走行時の安全上問題である、冷房がないので夏場の観光客集客に不利といった点で旧型客車が使われないのだ。ここでいう「旧型客車」とは、ドアが手動で当初は茶塗りだった客車で、昭和三〇年代まで製造されたものの総称である。自動ドア
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ミシシッピ川登場

2011.12.03

お別れの言葉を言うと、「日本に行ったら、ホテルではコーヒーを頼みません。食後はコーヒースタンドに」と言いながら、ウインクして降りていった。時刻表によればここで40分間停車することになっているのだが、増大した遅れを少しでも取り戻すためか、20分に短縮して11時ちょうどに発車となった。ライトブルーの巨大なドームが印象的な、ミネソタ州議事堂(セントポール)を左に見て、ミネアポリス、セントポールのツインシ
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混み合う大空港を避けて運賃を下げる

2011.12.03

運用効率を高めることは、運賃を安くすることに直結する。その場合避けたいのは、多くの飛行機で混み合う大空港である。チェンマイでは30分ほどの駐機時間しかなかった。これはチェンマイ空港の離発着便があまり多くないからできることなのだ。大空港ではそうはいかない。スポットの混雑は沖停めという方法で回避できても、滑走路の混雑はどうしようもない。離発着のコントロールは、空港の管制塔で行う。飛行機が離陸する前、滑
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緊急時の電話番号の記入について

2011.12.03

海外発着のチケットを購入する場合に起こる問題だ。求められる電話番号は、固定電話だったり携帯電話だったり、その両方の場合もある。どちらかは必須入力なので、外国人は困ってしまう。現地での電話番号の入力を求めるのは、フライトのキャンセルや大幅な遅れなどが起きた場合、それを伝えるためだ。固定電話の場合は、宿泊予定ホテルの電話番号を入れれば、まず大丈夫だろう。まだホテルを決めていない場合は、ガイドブックなど
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日本唯一の宗教法人運営の鉄道

2011.12.03

両側に朱色の灯罷がずらりと並んだ石階段を上った右手に普明殿という建物があり、その中がケーブルカー乗り場・山門駅になっている。このケーブルカーは正式には鞍馬山鋼索鉄道という。日本で唯一宗教法人が運営している鉄道で、全長二〇〇メートルは日本最短の鉄道だそうである。お堂のような普明殿の中には、切符売場がある。ただし、ここでは「乗車券を販売している」とは言っていない。お寺に一〇〇円の寄付をするのだ。すると
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